中国語 中級編(中国語検定3級)

中国語“好像”の用法。“好像”を使った呼応表現も解説。

ここでは中国語中級でよく使われる“好像”について解説していきたいと思います。

“好像”

意味・解説

“好像”(hǎo xiàng)

まるで~みたいだまるで~に似ている。という意味の動詞

まるで~のようだまるで~のような気がするどうも~みたいだ。という意味の副詞

“好像”(hǎo xiàng)には大きく2つの意味があります。実際の意味自体はほとんど一緒なので動詞副詞の2つの用法がある。と覚えましょう。

 

例文・用法

2つの用法がどういったものなのか例文を見ていきましょう。

①まるで~みたいだ。まるで~に似ている。 という意味の動詞として使われる場合。

好像小狗。

 まるで子犬みたいだ

⑵ 今天很热,好像夏天。

 今日は暑い、まるで夏のようだ

②まるで~のようだ。まるで~のような気がする。どうも~みたいだ。 という意味の副詞として使う場合。

⑶ 他好像没有吃饭。

 彼はまるでご飯を食べていないようだ

⑷ 他好像知道了。

 彼はどうも知ったみたいだ

 

⑶ 他好像没有吃饭。の文では“好像”は“没有吃”を修飾し、彼はまるでご飯を食べていないようだ副詞で使われています。

⑷ 他好像知道了。の文でも“好像”は“知道”を修飾し、彼はどうも知ったみたいだ副詞で使われています。

 

“好像”を使った呼応表現

 

“好像”の呼応表現で“好像・・・一样(yī yàng  )” 、好像・・・似的(shì de)”があります。

“一样”(yī yàng )は、①同じである。という形容詞。②~に似ている。~のようだ。という形容詞。の2つの意味があります。

“似的”(shì de)①~のようだ。~らしい。~みたいだ。という助詞の意味がああります。

  

“好像・・・一样” 、“好像・・・似的”の例文

 

・我和他一样。 

 私は彼と同じである

    ↓ 

・我好像和他一样

 私はまるで彼と同じようでである

・没人似的

 人がいないようである

   ↓

好像没人似的

    まるで人がいないようである

このように“好像”は後ろに“一样”(yī yàng  )“似的”(shì de)を伴って使うこととで呼応されます。“好像”を使うことでまるで~という意味が加わると覚えてしまいましょう。

“一样”(yī yàng  )“似的”(shì de)の他に“一般”(yī bān) なども使われます。“一般”(yī bān)は“一样”(yī yàng  )とほとんど同じ意味ですが、

“一般”は「同じ」意味で用いるとき述語とすることはできない。

“一般”には「普通である、一般である」という意味がありますが“一样”にはない。

という細かい違いもあります。

 

“不好像”“没好像”とは使わない!

最後に一つだけおさえてほしい欲しいポイントは、“好像”をつかった否定形まるで~ではない。と言い換える場合は“不好像”“没好像”と使ってはいけません。

否定形で言いたい場合は、上で紹介した例文⑶のように動詞の前に否定の意味を持つ語を入れて使いましょう。

⑶ 他好像没有吃饭。

 彼はまるでご飯を食べてないようだ

 

試しに、うえで紹介した例文⑴を否定型に直す場合も否定の“不是”を動詞の前に付けます。

好像小狗。

まるで子犬みたいだ

    ↓

好像不是小狗

まるで子犬ではないみたいだ

 

以上が、“好像”の用法、“好像”を使った呼応表現についての解説でした。最後までお読みいただきありがとうございました。